GAMBAブログ「K」

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vs鹿島アントラーズ〈レビュー〉

J1第27節、鹿島vsG大阪。

G大阪は3連勝しているカシマスタジアムでの戦いです。フォーメーションは柏レイソル戦から長沢のところをヤットに変えてトップ下に配置した4231。

鹿島は現在4連勝中で首位、20日に行われた天皇杯で浦和を下してベスト8と好調。フォーメーションが20日の試合から小笠原を変えて永木が7月ぶりの復帰、伊藤に変えて西大伍と変更は2人のみ。

 

立ち上がり、ここのところ試合序盤の調子の悪さが課題だった鹿島は悪くない展開だったが、前半6分に東口のロングフィードから直接ファンウィジョの足下へ収まり、昌子と競り合いながらニアサイドへ強引なシュートが決まる。前半10分、今野が永木へ遅れてアプローチして足を踏んでしまいイエローカード。次節、横浜Fマリノス戦出場停止となります。

G大阪は1点を取ってからも球際は激しく、特に三浦と金崎のマッチアップは見応えがあり三浦がよく抑えていました。

そして、ややG大阪優勢で迎えた前半ロスタイム、ボックス内で中村がボールを持っているところに泉澤が軽率に後ろから足をかけてしまいPK。金崎のキックは止めるが、こぼれ球を好調レアンドロが押し込み同点にされます。

そして、1-1で迎えた後半。G大阪は遠藤に代えて長沢を投入。

結果的にこの交代で倉田も活きず、ロングボールが増えて間延びもすることになる。

後半50分頃からは、連戦の疲れが見えるG大阪のDFラインの隙を鹿島の8番土居のポジショニングセンスと動きの質の良さで崩される場面が増える。

後半66分、両チーム交代で鹿島は中村に代えて安部。G大阪は守備で奮闘していたがイマイチだった泉澤に代えて初瀬を左サイドハーフに入れます。

G大阪はなかなかペースを握れないなか、大岩監督はレオシルバに代えて伊藤を投入。これで西がボランチに入り、よりボール支配を強める。対するG大阪は83分に消えていた倉田に代えて米倉を入れる。

決定機が増えるがなかなか決めきれない鹿島は鈴木を入れて勝ち越し点を狙いにくる。

攻められ続けるG大阪はボールを持ってもキープできず終始鹿島ペース。

そして迎えた後半ロスタイム1分、永木が蹴ったボールは植田のもとへ。金正也に競り勝ち、決勝点を決められる。

 

結果論ではあるが、遠藤に代えて長沢を投入したことで相手のレオと永木が活きてボールを支配された。ヤットの体力的な交代なら倉田をトップ下にして、米倉を入れてもよかったかもしれない。ファンウィジョも後半疲れが出ていたが、そこで長沢を投入という手もありだった。

 

MVP:三浦弦太

金崎をよく抑えていた。後半は、土居の動きでジェソとの間を突かれたが三浦の活躍で最後まで凌げていた。この試合を観に来ていたハリルホジッチにいいアピールになったと思う。